ここのところ世間を騒がせているのは毎年全国的

に展開しているスーパー等での駅弁祭りで販売さ

れた駅弁の食中毒事件。

販売元の駅弁屋が全国で数百人の中毒被害者を出　　

してこの駅弁屋は現在営業中止となっている。

小生も新幹線や電車を使った旅行は好きでありこ

う言った旅の楽しみと言えばやはり駅弁である。

今は昔の様に駅のホームで駅弁を売っている事は

ないが改札の周辺に駅弁店があり何十種類もの駅

弁を販売しているので、ここで色々悩みながら選

んで買うのも楽しみの一つであった。

駅弁はコンビニ弁当とは違い中の惣菜やご飯にも

趣があり列車の中で食べる事を想像しながら買う

のであるが、その分コンビニ弁当とは違い値段も

大抵は1000円以上はして弁当としては高額になっ

ている。

であるので今回の食中毒事件は腹立たしい。

この時期テレビのワイドショーなどでは特に食中

毒の話題を殊更取り上げて報道していて家庭での

食品管理を慎重にする様に呼びかけているにも関

わらず食品を扱う本業の業者が食中毒を出すとは

とても信じられない。

小生がまだ若かった頃は兵庫県では淡路屋と言う

駅弁屋が関西の一部でよく食中毒を出して食中毒

で有名な駅弁屋となっていたがこの駅弁屋も最近

では管理が行き届いている様で食中毒を起こして

いないと言う事もある。

しかし今回は全国的な食中毒である。

しかも今朝のニュースでは食中毒の原因について

この駅弁屋は弁当で取り扱っている米飯は別の会

社から入荷しているがその入荷した米自体に食中

毒の菌が付いていた等と言い訳めいた報道発表を

していた。

この駅弁屋は責任回避のコメントをしているのか

駅弁の中にどんなものが入っていようがこの駅弁

屋の名前で販売しているのではないのか。

販売している以上は販売会社の責任ではないか。

食料品は人の健康管理にも影響を及ぼすものであ

り体に直接の影響を及ばすこととなる。

弁当としての食料品の販売をする以上は常に商品

管理をするのは当然のことであり、売ってしまえ

ば後はどうなろうが関係ない、とか弁当の中の米

は違う業者だから関係ないなどと言う態度は通用

しない。

高齢者は時として食中毒で命を落とす事もある。

この駅弁屋は食料品を扱っているという危機管理

や緊張感は全くないのか。

毎日の事でおざなりになっているものなのか。

弁当に入れている食料品一つ一つの検査や時間経

過に伴う腐敗度等の管理はしていないのであろう

弁当と言うのは殆どの場合が購入した後は常温の

場合で何時間か保管される事が多いのではないか

そんな事も当然、想定して管理しなければ商品管

理は出来ない。

今回の事で小生も駅弁を買うのが怖くなった。

今回食中毒を出した弁当屋以外でも同じような商

品管理を怠っている弁当屋があるのではないかと

思うと一つ千円以上もする駅弁を買うよりコンビ

ニ弁当の方が遥かに安全である。

食中毒の苦しさは以前にも味わった事があるので

良く分かっておりせっかくの旅も全てが台無しと

なる。

近々国内旅行の予定があるが小生も高齢であり命

の方が大事であるので暫くは駅弁は購入しないと

心に固く誓った。