kitakita1327のブログ

年寄りの愚痴

とんど焼きの時期を迎えて一言申す

今年もとんど焼きの時期がやっていた。


とんど焼きっていうのは、地方によって言い方は


様々でどんど焼きとかとも言うが正式ないい方は


左義長と言い書き初めや正月のお飾り等を燃やし

 

て主に一年間の無病息災や家内安全を願う等


・書初めを燃やした火が高く上がる:賢くなる。


 または字が上達する。


・左義長の火で焼いた餅や団子を食べる:虫歯の


 防止。1年間無病息災でいられる。


・左義長の火で炙った昆布やスルメを食べる:1


    年を通して健康に過ごせる。


・左義長の火の灰を自宅の庭などにまく:家族の


 無病息災。家内安全。


・願い事を書いた紙を燃やす:無病息災や地域の


 安全の祈願。


の為に町内で集まって毎年正月明けの14日、15日


頃に行うものであるがこれも関東、関西によって


も地方によってもやり方やする時期もまちまちで


あるが日本では正月明けに必ず町内会等で近くの


公園や小学校等で寄り集まってやるものであった


しかし、最近ではこのとんど焼きをやっている所


はかなり少なくなった。


というかやっている町内が無くなった。


というかそもそもが、しめ縄等の正月のお飾りを


する家がどんどん無くなりつつある。


正月6日に買い物がてら自宅の近所を歩いてみた


がしめ縄を飾っている家はごく僅かいかなかった


しめ縄を飾らない家はおそらく鏡餅等も飾ったり


はしない。


それでいいのだろうか。


しめ縄等の正月のお飾りは日本独自の伝統であり


文化の一部である。


それがいつの間にか無くなってしまって良いので


あろうか。


鏡餅等はどこかのお餅を作っている会社が丸餅を


プラスチックの鏡餅を形どった容器に入れて紙の


三宝に紙やプラスチックの飾り付けで飾れる簡易


の鏡餅を作って販売してからはそれが主流となっ


ている様で普通に鏡餅を木の三宝に乗せて裏白や


串柿、昆布等で飾っている家は稀の様である。


ちなみに小生宅は面倒でも木の三宝に乗せて普通


に飾っている。


そういう事もあって正月のお飾りは面倒なものと


いう印象が強くなりお飾りをする家は徐々に少な


なってお飾りをしない家が増えるととんど焼き


をする必要も無くなり、とんど焼きをする地域も


無くなっているのではないだろうか。


小生が幼い頃は正月と言えば各家の玄関にはしめ


縄が必ず飾られ、門松が立てられない家の玄関入


り口の両脇には松の枝に半紙と紅白の熨斗をつけ


たものを飾り付けているのが普通の光景であった


本当に寂しい限りである。


正月くらいは少しくらい面倒でも新年を迎える儀


式の一環としてお飾りをする日本の伝統を続けて


頂きたいとつくづく思う。