小生の唯一の趣味と言えるのが旅行である。

海外旅行もいいが今はかなりの円安であるからど

こへ行くにも行き先での宿泊料金も買い物代も以

前よりかなりお高くなるので控えざる得なくなっ

ている。

まあ、飛行機旅行は気圧の関係で高齢者には歯に

入れた詰め物や被せ等に影響があるのでなるべく

控えている事もあるのでそれもあって海外旅行は

全く検討していない。

今は国内旅行である。

旅行と言ってもそう頻繁には行けないのでお財布

との相談ということになるのだが、昨年は高知、

愛媛、山口に今年は鹿児島、佐渡ヶ島、日帰りで

和歌山等に行ってきた。

宿泊での旅行は大抵2泊3日で行き、旅行代理店で

宿と交通手段の手配をしたり、自分で旅館だけ手

配して車で現地まで行く方法をしているので、先

日行ったツアーでの団体宿泊旅行は久々であった

ツアー旅行はやっぱり観光先や宿泊先で時間に追

われるので個人で行く旅館より忙しなく、確実と

言っていいほど付いている食事は期待はずれが多

く確実に冷めた料理を食べさせられる。

まぁ、個人旅行は現地で車の運転をしなくてはい

けないので何かと気持ちが張っているので毎回ホ

テルに到着するたびにホッとするのだが観光地で

時間に追われる事もなく食事も好きなものを選べ

るので大抵は美味しいものが食べられるのである

意味個人旅行の方が魅力的ではある。

今回の国内宿泊ツアー旅行はJRの在来線と新幹線

を乗り継いで行った旅行であったので旅行先まで

片道12時間かけての旅行であった。

旅行の内容としては全体的には楽しいものであり

観光先でも観光バスで各地を巡って頂いた事もあ

って特に疲れる事もなく終わったがただ一つやっ

ぱりどうしても気になる事があった。

それは、催行日が平日という事もあって参加者は

皆高齢者であるのは当然であったのだが、高齢者

ゆえに集合は早いが徒歩での団体移動が遅く、先

に立って先導している添乗員の旗のもと並んでゾ

ロゾロと歩いている姿を後ろから見るとまるであ

の世へ向かう老人の行列を思わせる様で何となく

近い将来を見据えている姿の様で虚しさを感じた

のは小生だけであろうか。