昔から気品と奥ゆかしさの常識と言うものを持っ

ていた日本人はもはや過去のもので今は日本人ら

しい日本人はいなくなったのか。

コロナ下の時の在来線の電車内は乗車客はみなマ

スクをしていた事もあって電車内で飲食をするや

からはまず見なかったがコロナも治り出してから

電車内で飲食をするヤカラをよく目にする様にな

った。

年齢層は中学、高校生位から禿げ上がった白髪頭

のジジイまで様々であるが、何故か不思議と中高

年の女性や小学生以下の子供は滅多にいない。

食べている物も様々で朝の通勤時間帯はパンやラ

ップに包んだおにぎり、夕方の通勤時間帯はお菓

子やハンバーガー、フライドポテトから缶ビール

缶チューハイ等の酒類など様々でコンビニの弁当

やカップ面を食べるヤカラもいる。

周りの乗客を気にしながら遠慮気味に飲食してい

るやからはまだ可愛いが新幹線にでも乗っている

かの如く堂々と店広げて連れの者と喋りながら飲

食しているやからはタチが悪い。

食べかすを床に散らかしながらぺちゃくちゃ喋り

挙句に周りの様子を見ながらお菓子の包み紙を椅

子の間に押し込むヤカラもいる。

常識とか言う言葉はもはや存在しない。

今思えば小生の昭和の時代は親の躾が厳しかった

ものか電車内で飲食をする者どころか会話する者

も滅多におらず、会話も周りに気を遣いながら遠

慮がちにしていたので電車内はいつも静まりかえ

っていて泣く声が響く赤ん坊を抱いている母親で

さえ周りの乗客に気を遣いながらあやしている姿

を見て気の毒に思うほどであった。

それが今は電車内は少々騒いでいても誰も気にし

ないし、敢えて騒ぐヤカラがいるほどである。

ここ何年か前からは外国人の乗客も普通に増えて

日本人よりももっと騒いでいる。

在来線の車内で飲食するのは見ていて決して行儀

がいいものでは無いし、見栄えも悪い。

飲食はやはり飲食できる場所でするべきであり、

公園や山等の屋外ならばまだ許せるが在来線の車

内ではすべきで無い。

これから先この様な躾けられていない日本人が増

える事で日本の品格は保たれるのであろうか。