kitakita1327のブログ

年寄りの愚痴

宝塚歌劇団員の自殺事件に一言申す

昨日、宝塚歌劇団の劇団員の自殺事件に伴い、歌


劇団の理事長らによる記者会見会見が行われた。


各局のワイドショー等で記者会見の様子が報道さ

 

れたので暇を持て余している小生の耳にも自然と


入ってきたが、天下の宝塚歌劇団ともあろう者が


何とお粗末な記者会見をするのかと驚かされた。


そもそも記者会見の席に座った理事長他阪急電鉄


の幹部は会見前に「私たちは事務方で現場の事は


詳しくない」等と前置きをした上で記者会見を行


うとはいったいどう言う事なのか。


そんな幹部が会見しても通り一辺倒の会見回答し


か出来ないし現場であった事の事実については予


め作っているペーパーを読む以外に答えられない


のではないか。


これが記者会見なのか。


単なる調査報告だけであり、その調査をした弁護


士も現場の責任者も会見の場には同席せずに、誰


にどんな方法でどの様な質問をしたのかも全く明


らかにされておらずまともな調査が行われたもの


かも不明である。


そもそもがこう言った聞き取りだけで事実関係を


調査する場合は初めから調査対象者の言動は疑っ


て調査しなければ本当の事は中々表には出ないし


言動には全て裏付けを取らなければ、調査対象者


は自分をかばう言動しかしない。


虚偽の回答をしたり、知っているのに話さなかっ


たりして後から明らかになれば退団まで問う様な


誓約書を書かせるなり等しなければ真実は中々明


らかとはならない。


小生も以前はこの様な体育会系の先輩後輩の上下  

関係の厳しい組織にいた事があるが、パワハラや


いじめ等は日常茶飯事であり、上級者はそれらを


全て下級者の躾や指導、教育等と言う言葉で片付


けるのは当たり前であった。


下級者はそれを根性、使命感、責任感とか言う言


葉で耐え忍ぶ。


そう言う組織の中ではそう言う空間と言うかそう


言う人間関係が全てを支配する。


しかし、これらはある程度はその組織の中の個人


を確立する上で必要な事ではあるので全てが否定


されるものではない。


個人の特性や個性を殺して集団の中の歯車の一つ


として団体行動をさせる為には必要な時があるの


は事実である。


そんな事は経験者であれば誰もが知っているのに


昨日の宝塚歌劇団記者会見の様に頭からいじめや


パワハラは無かったと否定するのは隠してると言


う事を自分から言っている様なものである。


宝塚歌劇団は何故あの様な将来的な構想も立たな


い記者会見をやったのか。


この件が最初に表に出た時に宝塚歌劇団が行った


事実無根と言う安易な記者発表に輪をかけたお粗


末な記者会見となった。


この先危惧されるのは元宝塚歌劇団員とか宝塚歌


劇団を途中退団した自殺した団員の同期生からの


パワハラやいじめの事実の言動が表に出る事であ


る。


特に上級生が自殺した劇団員の額にヘアアイロン


を当てて火傷を負わした件については当時の事を


知る同期生や元宝塚歌劇団員の友達等は何らかの


形で知っているだろうし火傷を負わした時に現場


に当事者以外の第三者があればその人の口から出


る可能性もこれから先ある。


また、パワハラやいじめをしていた上級生は更衣


室やトイレで必ず誰かに話しをするのでそれを聞


いていた第三者の口からその時の話しが出る可能


性もある。


そして、これらの証言を求めてジャーナリストや


芸能記者がハイエナの様に元宝塚歌劇団員を探し


回るだろう。


正義感に苛まれた元劇団員や現劇団員がSNSで呟


いたら宝塚歌劇団もある意味ジャニーズのにのま


えとなり組織や名前が変わる可能性がないとは言


えない。


このままでは、宝塚歌劇団の華やかな長い歴史に


幕が降りるのも時間の問題である。