電車のジジイに愚痴申す
仕事帰りの電車で乗り合わせるジジイがいる。
歳の頃なら50代後半で頭は薄めで顔はいかつく、
ガタイが良く背広を着てパリッとした感じだが何
故か登山靴をはいている。
そのジジイはいつもと同じ席に座るといつもと同
じ様に持っている黒の薄汚れたスポーツバッグか
ら腕時計を取り出すとなぜか左手に着けている同
じ様な腕時計と付け替える。
そのあと老眼鏡を取り出しカバンから3割引のシ
ールが貼られたランチパックを取り出し包装裏面
の説明書きを二つ読むとカバンに戻す。
そのあと黒の二つ折れの定期入れを取り出すと中
から歯間ブラシを出し、周りをキョロキョロする
とおもむろにマスクを顎まで下げて歯科医の治療
を受ける様に口を開けシーシーと歯の手入れをし
だす。
手入れが終わるとそのまま歯間ブラシを定期入れ
にしまう。
最後に本を取り出してたまにキョロキョロ周りを
見ながら読み出す。
ジジイは毎回この行動を順番通りそつなく行う。
ただ一つ違ってくるのは、隣に若い女性が座った
時でその時は、座り直して意識してダンディー感
を出そうとする仕草をするが、どう見ても臭いジ
ジイである。
私は本当にキモいと思いなるべく見ない様にとす
るがキモコワイものは何故か気になる。
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