先般、陸上自衛隊日野基本射撃場において自衛官

候補生による銃乱射事件が発生し、1等陸曹と3等

陸曹が撃たれて亡くなった。

これは日本として重大な問題であると言う事を岸

田首相は分かっているのか。

自衛官候補生と言えば将来自衛官となるための訓

練を受けている者である。

この被疑少年はこの春から候補生となったばかり

ではあるが既に正当に実弾が装填された銃を自分

の意思で扱う立場となっている。

という事は、この何ヶ月間で銃を扱う訓練を受け

て銃についての十分な知識を持っている。

どんな銃弾を使っていてその殺傷能力や射程距離

なども十分に理解しているはずである。

にも関わらず、上官から叱責を受けたとかコミュ

ニケーションが上手く取れなかった。とただそれ

だけの理由で上官に銃口を向けて発射した。

そして、2人撃たれて1人重症となるまで周囲にい

た自衛官は誰も止められなかった。

これは由々しき大問題である。

そもそも日本の国内外を守る為にある組織は警察

と自衛隊だけである。

警察については、安倍元首相の暗殺事件、岸田首

相の襲撃事件等、元首相を殺害され現首相が狙わ

れるという由々しき事態を起こしてしまい要人一

人を守りきれないと言うこれまで何十年間に渡っ

て築かれた治安のいい国、日本と言うイメージが

覆された事が国際的にも周知されるところとな

り、昨今凶悪事件が多発する中で、今後の国内の

治安維持をつかさどる警察としての組織の体制の

強化を図る事が迫られている。

にも関わらず、今回の自衛官候補生の銃乱射事件

はさらに自衛隊という国際的な治安維持をつかさ

どる組織の軟弱さを露呈するところとなる。

ただでさえ、軍隊でない自衛隊という組織が日本

を守れる可能性のある唯一の組織であるのに、今

回の事件で国際的にも軟弱な組織と認識された。

訓練中に自衛官が自衛官を殺傷するという組織的

にも何ともお粗末で致命的な事件を発生させた事

はあまりの緊張感の欠如であるはないか。

今回の事件で虎視眈々と日本の領土を狙っている

国々は日本が国内外的に如何に緊張感のない国で

あるかを認識し、日本国内から米軍が撤退する機

を待っている。

岸田首相！現状での日本をよく見て周りの声をよ

く聞いてください。

幾ら軍事費を増やそうがそれを扱う者が精神的に

も肉体的にも強くなければ何の意味もない。

こんな自衛隊では日本は守れない。

憲法を改正し、日本が軍隊を持つ事は近々に必要

な課題である。