kitakita1327のブログ

年寄りの愚痴

震災から29年を経て一言申す

今日であの阪神淡路大震災から29年となり、今年


も神戸の東遊園地で追悼が行われた様である。


小生も震災当時神戸の東灘と言う所に住んでいた

 

叔母の家族が被災し叔母夫婦とその子供二人が住


んでいたアパートが倒壊し、叔母夫婦とその長男


が圧死し長女が一人生き残った。


その長女も30過ぎのいいおばさんになっている。


今になって思えば29年の年月等あっという間であ


り時の流れの速さをしみじみと実感する。


この時期になると亡くなった叔母さんの事を思い


出すが、小生の中では生前の若々しい叔母さん姿


のままでいい思い出しか浮かんでこない。


震災で身内を亡くされた人は皆そうであろう。


いつまでも亡くなった人の思い出を引きずって毎


年この時期を迎えているのであろう。


しかし、小生は個人的には来年くらいで追悼式は


一区切りして別の形のものにしてはいかがと思う


いつまでも風化させないと言う気持ちは分かるの


だが故人に思いを馳せるだけでは全く進歩が無い


のはないか。


今生きている人間が災害があっても死なない様に


どうすれば震災で亡くなった人々を無駄死としな


いか。


どうすれば今生きている人が震災で生き残れるか


等を話し合える場を作ればどうか。


家具等の転倒防止グッズや地震に備えたグッズ等

 

の配布等は政府や各府県の行政機関で出来るので


はないか。


亡くなった人々を思うだけではなく、今いる人を


失わない様にするにはどうすれば良いのか。


これは行政機関が進んで取り組んで頂きたい。


能登半島の地震でも数百人の犠牲者を出している


が、これまでの震災の経験は全くと言って良いほ


ど生かされていない。


地震国日本と言われいつ何処で地震が起こるか分


からない中、政府を含めた各府県の行政機関が地


震が起こる前の対策についてもっと積極的に取り


組まないとこれから日本は高齢者社会が進み、一


回の震災で途方もない死者が出る事となる。


毎年少子化が進む中で今生きている人々を如何に


死なさない様にするかと言う事にも対策を取って


頂きたい。

災害用の備蓄品を購入して一言申す

今、毎日の様に石川県能登半島の震災被害の状況


がテレビ報道されている。


テレビから流れる地震や津波で倒壊した家屋や避


難所での被災者の声や悲惨な様子を見て被災した


経験のある小生らは震災当時の事を思い出し身震


いする思いで今になって災害時に必要な備蓄食料


が全く無い事に気づき、自分の命は自分で守らな


ければ救援を待っていたのでは助からないと思い


災害用の備蓄食料等を買いに出かけた。


ホームセンターの災害用品のコーナーにはアルフ


ァー米等の保存食品のほか簡易便所などが売られ


ていて小生の様に考えていた親子連れが購入して


いたが購入している品物はとても家族全員の分と


は思えないくらいのごく僅か。


何故だろうと商品を見てみると直ぐに分かった。


個々の商品の値段が高いのである。


アルファー米のおこわやチャーハン等の一食当た


りの値段が安くても300円〜500円位はかかる。


これで4人家族で一食当たり1200円〜2000円であ


り今回の被災の状況を見ていて最低限の一週間分


が必要と思って揃えると最低でも1万円前後は必


要となる。


しかし、必要な物はこれだけでは無く飲料水やボ


ンベ等の燃料や非常用の電源やライト、簡易トイ


レに非常用の寝具等必要な物はいくらでもある。


全てを揃えて経費的にもかなりの負担で管理する


のも困難であるが、誰もが出来る限りの備えはし


たいと考えるであろうがこれらの出費は全て日常


生活以外で必要な出費である。


しかもこれらの備蓄食料等は当然有効期限、消費


期限があるので期限がくれば使わなくても買い替


えなければならない。


それを思うと備えあればである物の出費としては


大きなものであるので普通の家庭では簡単に十分


な災害非常用品を備蓄するのは難しい事であるが


備えておけばいざという時には家族を守れる。


であるから、誰もがもっと気軽に大量の災害用品


を備蓄できる様に政府が災害用品の価格に補助金


を出すなりの施策を考えればいいのでないか。


災害の多い日本である毎年の様に何処かで大きな


災害が発生している。


災害時には救援物資の支援も必要であるが何より


瓦礫に埋もれた人を捜索し救出する事の方が優先


する。


国民の各自がある程度の災害時の非常用食料など


の物資を保有していれば、村落が孤立しても救援


隊が到着する迄の暫く間は耐えうるであろうし、


救援救助隊も人の捜索にもっと力を入れれるので


はないか。


何もない普段から国民自らが有事の際に救出救護


で迷惑をかけない様に災害等の有事に備えた非常


食料等を備蓄しているのであるから、政府とし


ても災害時に負担するべき費用を国民が進んで負


しているものと捉えてこういうところに補助金


としての予算を考えて頂きたい。

とんど焼きの時期を迎えて一言申す

今年もとんど焼きの時期がやっていた。


とんど焼きっていうのは、地方によって言い方は


様々でどんど焼きとかとも言うが正式ないい方は


左義長と言い書き初めや正月のお飾り等を燃やし

 

て主に一年間の無病息災や家内安全を願う等


・書初めを燃やした火が高く上がる:賢くなる。


 または字が上達する。


・左義長の火で焼いた餅や団子を食べる:虫歯の


 防止。1年間無病息災でいられる。


・左義長の火で炙った昆布やスルメを食べる:1


    年を通して健康に過ごせる。


・左義長の火の灰を自宅の庭などにまく:家族の


 無病息災。家内安全。


・願い事を書いた紙を燃やす:無病息災や地域の


 安全の祈願。


の為に町内で集まって毎年正月明けの14日、15日


頃に行うものであるがこれも関東、関西によって


も地方によってもやり方やする時期もまちまちで


あるが日本では正月明けに必ず町内会等で近くの


公園や小学校等で寄り集まってやるものであった


しかし、最近ではこのとんど焼きをやっている所


はかなり少なくなった。


というかやっている町内が無くなった。


というかそもそもが、しめ縄等の正月のお飾りを


する家がどんどん無くなりつつある。


正月6日に買い物がてら自宅の近所を歩いてみた


がしめ縄を飾っている家はごく僅かいかなかった


しめ縄を飾らない家はおそらく鏡餅等も飾ったり


はしない。


それでいいのだろうか。


しめ縄等の正月のお飾りは日本独自の伝統であり


文化の一部である。


それがいつの間にか無くなってしまって良いので


あろうか。


鏡餅等はどこかのお餅を作っている会社が丸餅を


プラスチックの鏡餅を形どった容器に入れて紙の


三宝に紙やプラスチックの飾り付けで飾れる簡易


の鏡餅を作って販売してからはそれが主流となっ


ている様で普通に鏡餅を木の三宝に乗せて裏白や


串柿、昆布等で飾っている家は稀の様である。


ちなみに小生宅は面倒でも木の三宝に乗せて普通


に飾っている。


そういう事もあって正月のお飾りは面倒なものと


いう印象が強くなりお飾りをする家は徐々に少な


なってお飾りをしない家が増えるととんど焼き


をする必要も無くなり、とんど焼きをする地域も


無くなっているのではないだろうか。


小生が幼い頃は正月と言えば各家の玄関にはしめ


縄が必ず飾られ、門松が立てられない家の玄関入


り口の両脇には松の枝に半紙と紅白の熨斗をつけ


たものを飾り付けているのが普通の光景であった


本当に寂しい限りである。


正月くらいは少しくらい面倒でも新年を迎える儀


式の一環としてお飾りをする日本の伝統を続けて


頂きたいとつくづく思う。